新卒エンジニア向け「AWS各サービス概要をざっくり把握勉強会」がとっても有意義だった話
はじめに
皆さんこんにちは。石橋です。
突然ですが、AWSのサービス数ってとても多いですよね。。
AWSにはたくさんのサービスがありますが、「AWSの勉強したいけど、数が多すぎてどこから手をつけていいかわからん。。。」となったことはありませんか?自分はあります。AWS初学者は、誰しも一度は感じることだと思うので、今回は新卒エンジニア向けに行われた「AWSの全体像とサービス概要を把握するため」の研修を紹介します。
開催経緯
今年の新卒エンジニア10人は現在AWS事業本部コンサルティング部のもとで研修を行なっております。基本的な課題はありますが、主に自分が興味を持ったことを学習する自由な研修です。 チームごとの日次進捗報告ビデオミーティングで、「クラウドプラクティショナーの学習を進めるなかで、各サービスの概要をざっとつかめる学習方法があるといいよね。」という会話がありました。AWS認定 クラウドプラクティショナーの試験にはAWSのサービス概要の知識を必要とする問題が多く出題されます。 実際の学習方法は、同期のたいがーのこの記事が参考になると思います。
このやりとりを受けて、弊チームのメンターの慎介さんが「ホワイトペーパー『アマゾン ウェブ サービスの概要』 の読み合わせをしましょう」と翌日に開催する流れとなりました。
実際の読み合わせ会の様子
メンターの慎介さんがホワイトペーパーを読み進めていき、それに対して質問などがあるときは他の参加メンバーが話し、その様子を議事録としてメモに残すといったような感じでした。
読み進めていく中で、ホワイトペーパーに記載してある概要に加え、
- 実際の案件でどのように使われているかの説明
- 比較的よく使うサービスや機能の紹介
- 実際にコンソールを操作しての確認
- サービスを理解する上でのポイントの解説
などを行なって頂きました。これがとても参考になりました。
サービス概要を学ぶ意義
自分が思うAWSの各サービスの概要や全体像を学ぶ意義は大きく2つあるかなと思います。
自分が実現したい「サービスの実現方法」や「課題へのソリューションの提供」の幅が広がる
AWSの各サービスの概要をなんとなく知っておくことで、実現したいサービスや実装した機能があるときに「そういえばAWSでこんな機能あったよな。できそうな気がする。」となることが増えると思います。 そこから自分が使用するサービスについて深掘りしていけばいいということです。 このことから、俗にいう「AWSエンジニア」というような、クラウドインフラを専門領域としている方以外にも、AWSの各サービスの概要をざっくり把握しておくことは意義のあることなのかなと感じます。
(自分にとって)新しいサービスを学習するときの心理的障壁が下がる
自分にとってはこれが一番大きかったです。 私のような初学者の視点からすると、全く何も知らないサービスは難しそうに感じることが多いです。 難しそうに感じることで、学習が積極的に進まないことがあると思います。それがAWSの各サービスの概要をざっくり掴んでおくことで、「__そういえばこのサービスってこんなことできるんだよな。どんな感じか触ってみよう。」となることが増えるはずです。 初学者にとってはこういった「AWSを勉強するきっかけになる」ことを考えると大変意義の大きいことだと感じます。
資料選定の反省点
今回の勉強会は、資料選定の部分で少し反省しています。 今回は公式のホワイトペーパー『アマゾン ウェブ サービスの概要』を資料として用いましたが、今回の勉強会の目的である「AWSの各サービスをざっくり理解する」という点から考えると別の資料の方がいいかなと感じました。 具体的には、
- 最新の更新が反映されているか
- 要するに何?がパッと理解できるか
といった観点で見るとあまり適していなかったかなと終わってから感じました(自分が資料を提案したので、反省しています。。。)
以上のことを考慮すると、下記の二つのどちらかがよかったのかなと思います。
- Overview of Amazon Web Service
- 英語版ホワイトペーパー問題ない人はおすすめです。
- 10人の同期のうち8人が母国語が日本語でないので、公式の資料を用いるのであればこちらが適切でした。
- 【2020年】AWS全サービスまとめ
- 2020のAWS全サービスの概要が簡潔にまとめられている記事。今回の目的にぴったりの記事でした。こちらの資料を使って、大事なところをかいつまんで理解していくべきでした。
まとめ
今回は新卒エンジニア向け研修で行った、AWS各サービスの概要を把握する勉強会を紹介しました。学習の初期の段階で、各サービスの概要を理解することは、大変意味のあることだと思いますので、ぜひやってみてください。
この記事が誰かの参考になれば、幸いです。